ウワミズザクラ (占見桜・上溝桜)
5月らしい爽やかな朝。
今週末は、ふるさとくぐの会 春のつどい。
天気は・・・?
車を走らせていると、白い花が目に付くようになりました。
中でも、ウワミズザクラは木全体が真っ白なくらい見事に咲いています。
理科の実験のとき、試験管を洗ったブラシを思わせる花。
観察会では、「これがサクラ?」と参加者も首をかしげます。
できた実を見るとさくらんぼになっているので納得していただけますが、その頃は花はナシ。
「どんな花が咲くのですか?」と厄介な花です。
かつて、占いに使われた為、占見桜からウワミズザクラとなったと言う説もあります。
その使われ方は、この幹で火を起こし、亀の甲をその上に置き、割れ方で吉凶を占うもの。
最初は亀ではなく、鹿の骨を使っていたようですが・・・。
火の起こし方は、材の上に溝を彫り、そこで細い木の棒を錐のようにこすって。
縄文人体験で火を起こす時にやるあの方法らしい・・・。
材が堅いからこそこの木が使われたようです。
ですから、上溝桜というのが通説です。
新潟の方と観察会を行ったとき、「うちの方では、お酒の中にこの花を浮かべて頂きます」と聞きました。さぞかし良い香りがするでしょう。
花のつぼみの塩漬けをあんにんご(杏仁子(杏仁香))にしたり、若い緑色の果実を果実酒につけたりします。
私は両方とも頂いたことがないので味はわかりませんが、商品にもなっているので興味のある方はお試しを!
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